小松菜と言えばだれもが知っている濃い緑の葉野菜です。そしてグリーンスムージーには欠かせない野菜とも言えます。
スムージーに使うものは基本的に加熱することなく生で使用しますが、小松菜を生で使うことで危険な場合もあるということをご存知でしょうか?知識を身に付け安全にスムージーを生活に取り入れましょう。
小松菜の特徴
緑黄色野菜の小松菜はカルシウムが多いのが特徴で、その量はホウレン草の3倍とも言われています。100gで1日で必要な量の1/3ほどを取ることができます。カルシウムはストレス軽減や骨や歯の健康に必要なものです。
さらに、ビタミンAとビタミンCは1日の必要約40%を摂取でき、βカロテンも含まれているため、ぜひスムージーとしても積極的に摂りたい野菜と言えるでしょう。
葉物野菜の小松菜を生で使うのはなぜ危険?
小松菜は手に入れやすい事だけでなく、多くの栄養を持っているのが魅力でもありますが、身体へ悪影響になる危険性もあります。
残留農薬の危険性
野菜と言えば、小松菜でなくともどのようなものでも残留農薬は気になるところですが、葉野菜は特に農薬にさらされる面積が多いとも言えます。さらに最近ではその他の有害物質が付着している可能性もないとは言い切れません。
調理する前にキレイに洗う事は最低限の必要な事ですし、さらに除去するためには重曹などを溶かした水に漬け置くのもオススメでしょう。
但し国内産の野菜は、食品衛生法によって残留農薬については数値が定められ、しっかりとチェックされていると思われるため必要以上に気にしなくても問題ない事が多いです。
硝酸態窒素危険性
葉物の野菜には、気候の不安定な日本では栽培するときに肥料が使われることがほどんどです。そのため、使われる肥料によって硝酸態窒素が多く残留している場合が多いのです。欧米では基準値が定まっているものですが、日本では特に決まった基準値がありません。肥料を与えられ育てられた野菜には、その栄養を貯めておく作用が起こります。肥料が多ければさらに多くの硝酸態窒素が野菜の内部に残ることになります。
体内に取り込んだ硝酸態窒素は、身体の中で発がんや血液への障害を起こす危険性があると考えられています。
小松菜だけでなく、ホウレン草、春菊、チンゲン菜、モロヘイヤなども注意が必要でしょう。
シュウ酸危険性
シュウ酸は、小松菜だけでなくホウレン草などにも含まれてる結石の原因になるとも言われている成分。熱に弱いため、茹でることで減少します。生で使うことで影響がないとは言えないでしょう。
栽培方法を知る
スムージーは生の野菜を摂ることができるというメリットがありますが、逆に健康面に影響がでるのは避けたいものです。小松菜をスムージーに使うことでの危険性を知り、心配な場合には加熱してから使用すること、まま有機肥料や水耕栽培などの生で食べても問題ない小松菜やその他の葉野菜を使うと安心でしょう。